パッパヤー(ぱぱいや)
パパイヤって
パパイヤは、(英名:Papaya、学名:Carica papaya)パパイヤ科です。
熱帯アメリカ原産の果物ですが、現在では世界の熱帯および亜熱帯で、広く栽培されています。
パパイヤは、一年中市場に出ている熱帯では大変ありがたい果物です。ですがパパイヤは、バナナと並んで台風の被害をとても受け易い果物のため、大型の台風におそわれると、しばらく市場から姿を消すことがあります。
パパイヤは、適度の甘味とこころよい舌ざわりの、おいしい果物です。酸味はありません。果肉の色は、黄、オレンジ、そして紅鮭に似た赤とあり、実の大きさも、大きいものは4キロ程もあります。しかしあまり大きいパパイヤはおいしくないです。球を少し長くしたような形、ひょうたん形、また比較的細長いものに、においがおとなしく、肉質もよいものが多いようです。
パパイヤの果実は、切ってみると中心に空洞があり、ここに透明な、柔らかな皮をかぶった、こしょう大の黒い種が、たくさん入っています。時には全然種が入っていなかったり、入っていても、ほんの数粒しかない物など色々あります
熱帯では青パパイヤは、まったく瓜と同じように使います。
沖縄では古くから、熟す前の青いパパイヤを野菜として様々な料理に利用してきました。カリウムやカロチンを多く含み、消化吸収を助け、疲労を回復する働きがあるのです。
パパイヤの成分
熟したパパイヤはビタミンCの大変多い果物です。ビタミンAも多いので、健康食品といえるでしょう。ミネラルはカルシウムと鉄が少しあります。青パパイヤも、熟したものには劣りますが、けっこうビタミンCを含んでいます
パパイヤは、たん白質分解酵素「パパイン」を含むことで有名です。しかしパパインは、熟したものにはほとんどありません。それでも胃の弱い方は、朝食にパパイヤを食べると調子が悪くなるという人もあるので、何か少しおなかに入れてから召し上がることをおすすめします。青い実を切ったり、葉を折ると出る白い乳液は、たくさんパパインを含んでいます。固い肉にこの乳液をこすりつけて、1〜2時間おくと、肉が柔らかくなります。
成分表
ミネラル (mg) |
ナトリウム | 6 |
カリウム | 210 | |
カルシウム | 20 | |
マグネシウム | 26 | |
ビタミン (カロチン:μg、 その他:mg) |
力ロチン | 480 |
B1 | 0.02 | |
B2 | 0.04 | |
C | 50 | |
水分(g) | 89.2 |
パパイヤの食べ方
熟したパパイヤの場合
黄色く熟したら食べ頃。特有の匂いがあるが、酸味がないので、ライム、レモン汁をかけるとすっきりとして食べやすいです。
熟していると思って切ってみたら、色はついているけれどまだ固いというパパイヤは、薄く切ってサラダに入れましょう。人参のかわりになります。熟しすぎたやわらかいパパイヤは、シャーベットやジュースに適します。
熟する前のパパイヤ
青パパイヤは、瓜のように使います。青パパイヤは、果肉が大変固いので、漬物にしたものは、ごく薄く切らないとおいしくいただけません。煮るときは、冬瓜、夕顔、白瓜などとまったく同じです。肉といっしょに煮ると、肉が早く柔らかくなるといわれています。
又、薄く千切りにしたパパイヤと同じように切った人参や、他の野菜などと一緒に炒めても美味しいです
パパイヤは種を除く時に果肉をいためがちですが、種を覆っている薄い皮ごと取り出すと種もきれいに除けます。ハーフカットやくし形切りの他、輸切りにするのもお薦めです。
パパイヤの切り方
あく抜きの仕方
パパイヤの買い方
あまり大きくないものや、比較的細長いものによいものがあります。小型でころっとしたマンゴーほどの大きさのものは、果肉は少し固めですが、甘味が強く、とてもおいしいです。
Last update:2022/6/6
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